タピボン手芸
タピボン手芸は毛糸を使った刺繍です。簡単な技法ですので、お子様からお年寄りまで、どなたでも楽しんでいただけます。絵を描く感覚で、専用の針でポツポツと布を刺し埋めてゆくと、絨毯のような手触りの作品が仕上がります。好きな色、好きな図柄で、形、大きさは自由自在。
もしも、手元に残り毛糸があったなら、始めてみませんか?
タピボン手芸の考案者
山岸永枝(写真右)と山岸三江子(写真左)
戦後間もない頃、質素な時代に、残り毛糸や古毛糸が柔らかな風合いの敷物やクッションに生まれ変わる、そんな手芸を考案しました。
昭和29年の手工芸美術展に於いて、作品の芸術性と実用性を認められ通産大臣賞をいただきました。
写真は、昭和39年、第1回タピボン紫翠会作品展(於旧丸ビル)の時のものです。以来、平成13年(第37回)まで、毎年作品展を開いてきました。
山岸永枝は昭和55年(88歳)に、山岸三江子は平成18年(90歳)に亡くなりましたが、その生徒のみなさんが、現在も各地でタピボン手芸を愛好してくださっています。
タピボン手芸研究所 主宰者
主宰者 山岸(原田)万里子
山岸永枝は私の祖母、山岸三江子は私の伯母。
平成18年に伯母三江子が亡くなり、後を継ぎました。
タピボンは、子供の頃からずっと身近にありました。
あまり身近にありすぎて、その楽しさも、奥深さも、今、再認識中です。
これからタピボンを始められる皆様と共に、私も成長してゆきたいと思っています。
タピボンはとても技法が簡単なので、養護学校や老人ホーム、リハビリ施設などでもお使いいただいています。お問い合わせがありましたら、随時、お伺いして、講習会などやらせていただいています。